直樹の手があたしの腰に触れた。 「さぁーて、どうしようかなぁ?」 ビクッと身体が震えて、仕方なく観念した。 「実は…」 「はぁ? 小学生ンときに苛められてた奴に脅されたぁ?」 「うん…」 「俺がソイツと、浮気するんじゃねぇかって?」 「…うん」 「それで抱き合ってたら、って?」 「…………うん」 小さくため息が聞こえて、少しだけ泣きそうになった。 でもすぐに、直樹の両手があたしの頬を挟んだ。 「っ」 「馬鹿なの? マジで」 「…どういう意味?」