私と兄妹


「もしもバラしたら、殺すから。」


いつもの王子様スマイルで言う。


その姿にゾッとした。怖っ…。


そこに、

「あれぇー?弦に奏多にぃじゃん。
あれ、その子って…」


「ああ。ここに住むことになった風巻 林檎ちゃんだよ。」


「そっか。僕は、詩音(しおん)。中1だよ!よろしくね!!」


そう言うなり、詩音くんはいきなり抱きついた。


「わっ!」