「一緒に住むっていう女ってお前のことだったのかよ!!」 いつもの、可愛い女の子と話しかけている時の王子様のような姿は全く見られない。 素って、こんなのだったんだ。 「同じクラスの奴と一緒に住むとか…最悪…。」 「へぇ、二人って同級生だったんだ。弦は、五男なんだよ。」 そんな中、奏多さんはのんきに言う。 「ちょっとお前…、このこと絶対にバラすなよ。」 「はぁ…。」 そんなにばれたくないなら、猫かぶりやめればいいじゃん。