「起きてください!」 何回も言った末、起きてくれずにイラついた私は大声を出してしまった。 「ああ?」 男の人から、そんな声が漏れる。 今、私は後悔してます…。 「誰だ、お前!?」 「えと、ここにすむことになった風巻 林檎です!奏多さんに、頼まれたの、で…」 睨まれて、言葉が出なくなる。 「あっそ。わかったからどけ、邪魔。」 ひいい! 「はい!」