「じゃあ、この本は本棚に置いてくれる?」 「うん!」 やり始めてから詩音くんは何もワガママを言わず、手伝ってくれる。 偉いなぁ…。 「お姉ちゃん、これで終わり?」 「あ、うん!ありがとう。」 「僕が自分でやった事だからいいんだよ!」 今度、詩音くんにはお礼しなきゃな。 「おーい、ご飯できたぞー!」 下から奏多さんの声が聞こえる。 もうそんな時間かぁ。 「お姉ちゃん行こ!」 「うん。」