私と兄妹



「あ、奏多にぃずるい!

お姉ちゃんは、僕が連れてくもん!!」


そう言って詩音くんは私の手を引っ張る。


「じゃあ、詩音に任せるね。」


「うん!!いこう、お姉ちゃん!」


「あ、うん!」


詩音くんの力は以外に強く、私はあたふたしながらついて行った。