「こら、詩音。甘えないの。」 奏多さんが、やさしく言う。 「えぇー。いいじゃんー。ていうかさ、ここに住むってことはお姉ちゃんになるんだよね?」 「まぁ、そうだね…。」 「やったーー!!よろしくね、林檎お姉ちゃん!!」 詩音くんは、さらに抱きつく。 その姿が可愛い!! …どっかの、悪ガキとは違って。