――………
部屋に戻ると同時に、永吉さんがやってきてご飯を四人で食べた。
京介は永吉さんとかなり仲がいいらしくて、ずっと喋っていた。時折あたしや渋木くんも混ざって話し、かなり楽しい時間を過ごした。
ご飯を食べたあと、順番にお風呂に入る。眠いから、という理由で一番風呂に入ろうとした京介だけど、渋木くんがレディーファーストっていって、あたしを一番風呂にしてくれた。
あたしのあとに京介、渋木くん、永吉さんが入った。
…………………
………………
｢……あー！疲れた｣
｢京介なにもしてないでしょ。ご飯食べてお風呂入っただけじゃん｣
｢ここまで来るのかなり疲れんだよ。坂多いし道細いしで…彰よく平気だよな｣
渋木くんはニコッと笑う。
