狐の呪い 〜社の奥の、その向こう〜





でもそんなことよりも、気になることがあった。


「知ってるって…どういうこと?」


「そのまんまだよ。僕の家系が関係してる、っていった方がいいのかな」


「家系?…確か渋木くんの家って、病院経営じゃ…」


「うん。小さい病院ね。それもあってるけど、本来は病院じゃないよ。……僕たち渋木家は先祖代々、<守護神>を祀り護っていたんだ」


<守護神>を祀り護る…?