さっきまで生きていた、2人の身体だったモノの上を歩くのは躊躇われるが、他に道はないため、意を決して飛び越えた。無口な男も俺の後に続く。しかし……。
「君?」
黒髪の少女は、ガタガタと身体を震わせていた。
「ごめんなさい……。あの、やっぱり、怖くて……」
気持ちは痛いほど分かる。こんなエグい血みどろな光景なんて、普段の日常の中でやすやすと見られるものではないしな。
「手を貸すから、がんばって跳んでみて」
スッと少女に向かって手を差し出すと、少女は俺の手を掴み、目をつむりながら勢いよくジャンプした。
よろけて転んでしまわないよう、しっかりと受け止める。その際、お互いの顔が予想以上に近付いてしまったため、俺達は赤面した。謝りながら、すぐに離れる。
「ご、ごめん」
「こちらこそ、ごめんなさい」
そんな俺達の様子を、無口な男はジッと睨む。
この場の気まずい雰囲気を変えるためにも、俺はあからさまな笑いを零しながら、また一直線に伸びている何もない廊下を歩きだした。
……また、どれくらい歩いただろうか。照明以外は何もない廊下。先程のような罠らしきものはない。しかし、ずっと歩き続けているので、体力は限界だった。
「一度、休憩しますか?」
立ち止まり、俺の後ろを歩く2人に問うと、2人は同時にうなずいた。廊下の壁を背もたれにして、俺達はそのまま座り込む。
「君?」
黒髪の少女は、ガタガタと身体を震わせていた。
「ごめんなさい……。あの、やっぱり、怖くて……」
気持ちは痛いほど分かる。こんなエグい血みどろな光景なんて、普段の日常の中でやすやすと見られるものではないしな。
「手を貸すから、がんばって跳んでみて」
スッと少女に向かって手を差し出すと、少女は俺の手を掴み、目をつむりながら勢いよくジャンプした。
よろけて転んでしまわないよう、しっかりと受け止める。その際、お互いの顔が予想以上に近付いてしまったため、俺達は赤面した。謝りながら、すぐに離れる。
「ご、ごめん」
「こちらこそ、ごめんなさい」
そんな俺達の様子を、無口な男はジッと睨む。
この場の気まずい雰囲気を変えるためにも、俺はあからさまな笑いを零しながら、また一直線に伸びている何もない廊下を歩きだした。
……また、どれくらい歩いただろうか。照明以外は何もない廊下。先程のような罠らしきものはない。しかし、ずっと歩き続けているので、体力は限界だった。
「一度、休憩しますか?」
立ち止まり、俺の後ろを歩く2人に問うと、2人は同時にうなずいた。廊下の壁を背もたれにして、俺達はそのまま座り込む。



