希望0%

「ショウコちゃん……」


 君が最後まで生き延びていなくて、よかった。こんなにも苦しい状況に遭遇しなくて、よかった。

 でも、せっかく生き延びるように仕向けてもらって悪いんだけど、俺も……ショウコちゃんのところに逝っていいかなぁ……?

 はたして、自分の死を選べる自由が喜んでいいことなのか、悲しむべきのことなのかは分からない。でも、少なくとも俺は今、苦痛に思っているよ。


「ショウコ、ちゃん……」


 ふらりと揺れた俺の身体は、真っ逆さまに穴の中へと吸い込まれていった。


 結局、どうしてこんなことになってしまったのかは、分からないままだった。だけど、これだけは確かだ。

 最初から……最初から、俺に……。


 ――グシャッ。


 希望なんて、なかった。


 俺に希望なんて、最初から用意されてなんかいなかったんだ。


End.