青空の下月夜に舞う


い、ない?


靴を履き替える前に、裸女を確認したのだけれど、姿はない。

あれ?今から来る感じかな?


とりあえず、自分の靴を履いて、下駄箱前に立つ。

裸女って……何年生なんだろう。

初対面での、堂々とした物言いに、敬語で話してる私だけど。

多分、三年生?


祐也も確か、美咲さんって言ってるよね。



そんな事を考えながら、時間は、五分。十分と過ぎていく。

始めはそれなりに人が通っていた下駄箱も、20分もすれば、もう私だけ。


グラウンドで、サッカー部が叫んでる声がする以外は、風が通り抜ける音。


朝、バスを待ってる時裸女にバイト休みだって言わなきゃ良かったな。

うっかり発言で待ちぼうけなんて間抜け。


携帯を開いて、着信履歴から裸女を出し、発信ボタンを押す手前で。


「お、またっーせ!」


ひょっこり現れた裸女。
でも――――あれ?