「麻衣ちゃんってさ、意外とクレイジーだよね」
リビングでは慶太郎がソファーで寝ていて、裸女がバナナオレを飲んでいた。
裸女の横に座った私は、冷蔵庫からアイスを取ってきてくれた祐也の手からチョコレート味を受け取り、カップの蓋を開ける。
祐也の横には響が座り、チラリと視線を向けたけど、一瞬目があっただけで直ぐに反らされた。
「響くん、照れてんだよ」
「そうなの響?!」
「うぜぇ……」
「ヤバイ、私デジカメ家にある!」
「美咲さん何してんだよ!」
「祐也くんこそ!あはははは!」
ソファーに座るなり盛り上がる二人。
響はリモコンを手に、チャンネルを替えている。
本当に照れてんだ。
アイスから再び、響に視線を向けると、少し長めの髪から覗く耳がほんのりピンク色だった。

