ちょっと。
私噂知りたいなんて言ってないし。
さっきは、――――
「拒否権はねえ。ヤられねえだけいいと思え」
有無を言わさないオーラ。
響に睨まれ、固まるしかない私。
頭を縦に振ると、視線を反らされた。
「後は楽にしてろ。後、」
「まだ何かあんの?」
反らされた目線が、私の緊張を解き、思わず口から漏れた一言。
四人の視線が、一斉に集まる。
「あ、や、えっと……」
「何?」
口を開いたのはミナ。
響でなくよかったに思える。アイツに睨まれたら、目見てしっかり話せない。
「理由もなく、軟禁って。納得いかない……私帰りたいし。帰る場所ないけど」
「お。まみちゃん家出?」
慶太郎が横から口を出す。
家出って……まあ、ある意味家出、だけど。
「そんなもん、です」
もう。まみちゃんでいいから。
「じゃあちょうどいいんじゃねえ?学校行ってるけど家出って事は、親が何も言わねえんだろ」
「ちょうどよく、は。ないです。ホテルに泊まりますし。ホテルに荷物もあります、し」
「大丈夫大丈夫。祐也が取りに行くから。ラブホ?じゃねえよな、じゃああそこか。川口ホテル」
「……っ!」
当てられて思わず目を見開く。
え。私ホテル、しか言ってないじゃん?
しかも……
私噂知りたいなんて言ってないし。
さっきは、――――
「拒否権はねえ。ヤられねえだけいいと思え」
有無を言わさないオーラ。
響に睨まれ、固まるしかない私。
頭を縦に振ると、視線を反らされた。
「後は楽にしてろ。後、」
「まだ何かあんの?」
反らされた目線が、私の緊張を解き、思わず口から漏れた一言。
四人の視線が、一斉に集まる。
「あ、や、えっと……」
「何?」
口を開いたのはミナ。
響でなくよかったに思える。アイツに睨まれたら、目見てしっかり話せない。
「理由もなく、軟禁って。納得いかない……私帰りたいし。帰る場所ないけど」
「お。まみちゃん家出?」
慶太郎が横から口を出す。
家出って……まあ、ある意味家出、だけど。
「そんなもん、です」
もう。まみちゃんでいいから。
「じゃあちょうどいいんじゃねえ?学校行ってるけど家出って事は、親が何も言わねえんだろ」
「ちょうどよく、は。ないです。ホテルに泊まりますし。ホテルに荷物もあります、し」
「大丈夫大丈夫。祐也が取りに行くから。ラブホ?じゃねえよな、じゃああそこか。川口ホテル」
「……っ!」
当てられて思わず目を見開く。
え。私ホテル、しか言ってないじゃん?
しかも……

