青空の下月夜に舞う

声と、話し方を察するに響だ。

私の声に、扉を閉めた音が後ろから聞こえ、確認しようと後ろを振り返れば。


「わ!!!」

「……んだよ。うるせぇ女だな」


裸の響が居た。

いやいやいやいやいやいやいや。


待てよ。まてまてまて。


「普通出ていくでしょう?!」

「お前が出てけよ」

「出ていけないじゃん!」


シャワーを捻って水音が浴室に響く。


「だから!私が出るから出ててよ!」

「何でだよ」

「じゃなきゃ出れないでしょう?」

「何で」


はあ?ここの住人は常識が通じないの?
それとも、あえてそれがカッコいい、と思ってる?

間違いだよ。激しく勘違いしてる。


背を向けたままから動く訳にもいかず、ポンプを押し、泡立つ音がして。

本気で頭あらってやがるな……

音で判断するしかない状況が、自棄にリアル。