…なんなんだろう、 夏崎カイって。 カイって呼び捨てにできる自信が 全くもってない。 …大息をついた。 夏崎カイへの皮肉として。 だけど私の嫌味なため息の意味を わかっていないらしく、 夏崎カイは私の持つ金平糖を指差した。 「食べねえの? おいしいのにな…」 …はいはい、食べれば良いんでしょ…。 こいつの言う通り、 3つくらいなら太らないだろうし…。 どことなくシニカルな 夏崎カイの言葉。