あぁそうか。 問題なのは元々の性格じゃなくて、 だから、 私、避けられていたのかもしれない。 母子家庭だから 恩遇されてズルいよね、なんて。 思考は悪い方に、暗い方に、 流されていく。 「…サイアク」 そうつぶやいて、まだ自分が 起きていることを確認した私は、 何も考えないようにした。 もう何も、知らない。 わたしは、なにも、 わるくないよ、きっと。 意識がどんどん、遠のいていく――。