201号室の、オオカミくん☆


神楽殿の回りに並べられたベンチに少しずつ人が集まってきていた。


私と皇汰もそそくさと一番前に座る。


「御神籤、リヒトさんとトールさんが担当してたから行列で引けなかったね」

「アイツらは頭がおかしいぐらいのフェミニストだからな。てかまた食べてる」

イカ焼きを食べる私に呆れながらも笑っているのが、仮面越しでも分かった。


「そうそうお祭りなんか無いんだからある時に食べとかなきゃ」

「向こうのステージでちびっこが太鼓を叩くらしいぞ。その回りを浴衣で踊ってくれたらお菓子の詰め合わせらしい」


「やった。皇汰も踊るよね!」

先程からちびっこがわらわらと居ると思ったら。

そっか。確か行き掛けに孔礼寺幼稚園あったもん。


「……んー。ドラガンがちびっこと一緒に太鼓叩くらしいからな」

「ドラガンさんらしい!」