201号室の、オオカミくん☆



狐のお面を被った。

ちょっぴり目が葵に似ている狐のお面。

「皇汰、あんた男前なんだから外せばいいのに」

私は頭の横にお面をかけたが、皇汰は猿のお面を被ったまま歩き出す。

ツンツンにワックスで捻って起たせた髪。

葵色の甚平。

柑橘系のちょっぴり甘めの香水。

やっぱり皇汰は格好いい。


繋いだ手がドキドキして、私の意思とは切り離されたようにバクバクと鳴っている。


だからお面で隠されても別に大丈夫なのかもしれないけど。


林檎飴。

射的。

くじ引き。

綿飴。

焼きそば。

かき氷。


私と皇汰は色々な屋台を回れるだけ回って、気づいたらお腹は満腹。足はパンパン。
空はゆっくりと青く塗られていた。