201号室の、オオカミくん☆


本当に電灯が少ない薄暗い帰り道。

こんなに慌てる皇汰の表情が見えないのは残念だけど、もしかしてちょっと照れてる?


「……そうか。育ちが良いからブリーフか」


「馬鹿! 普通のだってば。その……あの、用途は?」


口に手を持っていきながらボソボソと話す。
何でそんな、慌てるんだか。


「防犯対策に玄関とベランダに干す」

「防犯対策……?」

「女の子の一人暮らしなんて怖いじゃん。一階だし」

「あ、あーあ……ああ、ああ」


目を丸くした皇汰が、ボッと赤くなった気がしたが月の光だけじゃよく見えない。






「皇汰くんのスーケベ」

「皇汰くんもやっぱまだ健全な高校生か」

突然後ろから声がしたかと思うと、カツカツと二つの足音が近づいてきた。



「「まぁこんな可愛い女の子にパンツなんて言われたら照れちゃうよね」」


そう二人は言うと、電灯の下でわざわざ足を止める。

スポットライトの下、キラキラ輝く物凄いオーラのイケメン。


「……リヒトさん?」