201号室の、オオカミくん☆



頭が良くて、空気が読めて、相手の感情を読もうとする皇汰。


そうだよね。


皇汰に私の気持ちが気づかれてない訳、ないよね。


皇汰を不良にさせたくないと乗り込んで来たんだもん。

バレバレだよね。



「言っても皇汰は岸六田先生が好きだから言わなくても言いかーって思ってしまったり」


にへっと笑うと、皇汰は苦い顔のまま。






「私、皇汰が好きだよ」




ずるかった。
二人がお似合いだから、とか。
イチャイチャしたい訳じゃないとか。

私だけ気持ちを伝えるのを逃げてきた。



葵の舞を見たら、少しだけ分からなくなったんだ。


私は岸六田先生を好きな皇汰を、それでも諦めきれないと横に居るのか。

ただ横に居るだけで良いのかって。