201号室の、オオカミくん☆


肩に置いた太鼓をポンッと鳴らして、葵の横に立つ。



「『千秋祭り』で皆を脅かそうと思ったのだがこんな素敵な舞を見たら手合わせしたくなった」

「あはは。いーねー。ワイン持ってこよー」

「俺、蚊取り線香と虫除けスプレー。結愛ちゃんの為に」


何やら皆が騒ぎだした頃に、慌てて葉瀬川さんが帰ってきた。

葵に何度も何度も頭を下げて謝るけど、葵は逆に独り暮らしできる事にお礼を言っていた。



「今日は疲れたから寝るわ、俺」

ピアスを触りながら、階段に座っていた皇汰は立ち上がる。


「へ?」


「後片付けはあいつらが率先するだろーし。あー眠い眠い」


欠伸をしながら皇汰は立ち上がり階段を登っていく。


「葵は? 皇汰の部屋じゃないの?」