201号室の、オオカミくん☆




「んな汚いもん持ってないよ」


「汚くなくても新品でもいいけど、防犯でベランダに干すんだよ。一人暮らしの女の子の部屋なんて心配じゃん。オートロック? 3階以上?」


「築50年ぐらいのおんぼろアパート一階」


そう答えるとリヒトさんの顔が真っ青になる。


「駄目じゃん! ゆいちゃんみたいな可愛い子がそんな所! 大丈夫!? 駅の向こうは痴漢が」

「それ知ってる。大丈夫だってば」


リヒトさんの心配性に苦笑しながらも、後ろに視線を伸ばすと30%オフのワンピースが目に止まった。



肩がちょっと出ちゃうけど、胸の所からふわりとした水色のワンピース。



可愛い!



「あ、可愛いでしょ? 150だから売れ残ったみたいだけど」

「買う!」


明日からご飯にふりかけ生活でもいいや。買う。

これ着て玄関から出てきたら、私可愛いんじゃないか!?