にこにこ笑う葵に対して、皇汰は照れ臭そうに不機嫌……。
いつの間にか二人の距離も近づいてる?
「で、葵はなんで此処に?」
「暫く、此処に住もうかなって思ってね」
「本当に!?」
私が二人の顔を見渡すと、皇汰は不機嫌に、葵はにこやかに頷く。
「このまま葵を返したら、軟禁ぐらいされそうだったから」
「葉瀬川さんが責任持つって此処にやって来たの」
「ああ。じゃあ書斎代わりの103号室に入るんだ?」
花忘荘に、葵も一員になるなんてちょっと予想もしてなかった。
「え? 一緒じゃ駄目なの?」
「は?」
「俺、結愛と同じ部屋に住みたいなー」
ふふん、と機嫌よく葵が言うと皇汰が頭にチョップした。
「お前は俺とだ」



