「買った。買った」
大量のショップ袋を持って満足げな光の隣で、安いキャミだけを買った私は小さな背を更に縮ませていた。
フッフッフッ
これで隣のセクシー結愛さんの完成だ。
「ゆーいちゃん、ひかるちゃーん」
ギクッ
通り過ぎようとした『Jewelry princess』の前で立ち止まった。
オレンジ頭のオレンジ眼鏡。
大きな花のピンで前髪を上げてる、
口元の黒子がセクシーなイケメン。
「今日は来てくれないの?」
両手をブンブンと降ってくれる。
「お金ないのー。ごめんね。リヒトさん」
いつもクールぶってる光が乙女のように頬を染めるイケメンが、寂しげに微笑んでから私を見た。
「ゆいちゃんはー?」
「私、お金が、」
「結愛は一人暮らし始めてお金がないんだって」
「えー。一人暮らし? 大丈夫? 男物パンツちゃんと干してる?」
「え?」
男物パンツ?



