201号室の、オオカミくん☆

ふふん。取り巻きの女子たちめ。羨ましがれー!


「夜道怖いもんねぇ」

「桐原さんなら良いボディガードだよねぇ」


あいつら! ちょっと胸が大きいからって。

横にいるモデル体型の胸のない光の顔を見て、なんとか気持ちを落ち着かせる。




「……はは。結愛も可愛い女の子だよ」


「…………」


そうフォローしてくれる皇汰はやっぱり人がなんて言えば喜ぶか分かってるよね。


それが面白くなくて、それ以上は会話は聞かなかった。



いい子じゃない皇汰ってどんな奴なんだろ。


私はあの上っ面が好きなのかな?


上っ面の下の腹黒い皇汰も見てみたいけど、どれぐらい仲が良くないと見れないのかな。






「じゃ、結愛。バーゲンは混むからチャイムと同時に走るからカバンの中身は空にしといてな」


光はスマホで割引情報を見ながらそう言った。