葉瀬川さんに話したのは私だし、葉瀬川さんは昨日本家に手伝いに行ったんだ。
分家が手伝いに来てたんなら、話してしまったり?
あの葉瀬川さんが不用心すぎないかな?
「うちの子はまだ高校生よ!? 一年の勉強もさせないで話が違うわ!」
高校生一年……?
「あは。ばれちゃったか」
「絵なんか描かせず、勉学に力を入れるべきなのにっ」
葵の話は後回しにして、事務の先生だけじゃ召集がつかなくなってる二人へ話しかけた。
「あの、話が違うんじゃないですか?」
「?」
「葵に舞を踊らす代わりに自由にして下さってるはずですよね?」
「それは林田先生がちゃんとじっくり関わるから、です。なのに出張にかまけてウチの子を放置するなんて!」
「だから放置してないってば! 勝手に決めつけるなっ」



