201号室の、オオカミくん☆

皆を見送った私を、皇汰はずっと睨んでいた。

嬉しいような……ちょっと複雑な気持ち。

全部片付いたキッチンに、皇汰は私用に肉巻きオニギリを置いていてくれた。


それが、すごく嬉しい。

暖かい。


皇汰の優しさはほんのり甘く、塩辛い。


好きな人がいるんなら、優しくしないでほしいという気持ちもあるんだ。


『恋すれば可愛く~』

は嘘だね。


恋したら私、女々しくなっていく。
比べて、努力もしないのに、そばにいれるからと堕落していく気がする。



私の此処に来た目的は、皇汰に学校に来てほしかっただけ?


本当にそれだけだっけ?