「無農薬の野菜?」
「んー。神童だからと人が手を加えたものをねー……」
「はぁ? 馬鹿じゃん。野菜も人が手を加えてるってーの」
とは思いつつ、それならなおのこと……頑張って作らないといけない気がした。
『あまり人が作ったの食べた事ないしー』
って言ってたのは、本当だったんだね。
「林田くん、忙しいのかな。漫画貸す約束してたのにー」
「あ、今週から、放課後毎日出張らしいです」
「へー」
葉瀬川さんがそう言って漫画にまた目線を戻したら、皆の用意ができたらしい。
ぞくぞくと外に停めてある車に乗り込んでいく。
「じゃあ、なるべく早く、俺だけでも戻るから」
「あはは。真面目に手伝いしなさいよ」



