201号室の、オオカミくん☆



ちらりと皇汰を見上げると、ばっちりと目があった。


「……お前も行く?」

という事は皇汰も行くんだ。

私はオーバーリアクション並みに首を振る。


「んーん。私、もう少し頑張って作ってみる」

「――葵って奴に?」

「あはは。リンダに頼まれたからね」


そう言うと何故か気まずい沈黙が生まれてしまった。

私の気持ちを少しでも皇汰が知っていたのなら、こんなに気まずくならないんだろうけど。


「えー? 葵くんオニギリなんて食べるの?」


バタバタと皆が部屋に帰って用意する中、葉瀬川さんが漫画を読んでいた顔を上げた。


「なんかあんまり食べないみたいだけど、オニギリに具を詰めて食べてるよ」


「ふーん。無農薬のお野菜だけとかの食生活は改善されたのかなー」