「固すぎだろ」
ほれ、と皇汰が握ったのを食べたらほっこり美味しい。
すかさずトールさんとリヒトさんが皇汰にチョップしたけど、私の繊細な心は傷ついた。
オニギリも美味しく作れないなんて。
「そう言えば、学校に出た覗き魔がこの辺りに出てた痴漢だったらしいのう」
ドラガンさんも味噌焼きオニギリを1つくれた。
「そうだよねー。これでちょっとは安心だね」
「覗きだの痴漢だの、俺らが見つけてたらただじゃ済まなかったよ」
二人からもオニギリを貰う。
「あれー。じゃあ、もう皇汰くんは桐原女史を送り迎えしなくても大丈夫だよね」
葉背川さんまでオニギリをくれて私のお皿の中はいっぱいになる。
けど、葉背川さん、なんて事に気づくんだよー。馬鹿!



