201号室の、オオカミくん☆


「童子、違うぞ。手が違う。上から包む感じで」

「ちょっと! 私の身長を見て『童子』って呼んでるでしょ!」

なんで岸六田先生は花魁で、皇汰のお姉さんが撫子なのに私は『童子』なんだよ!

「まーまー。ほら桐原女史。こう手をすぼめてごらん」


「「結愛ちゃーん。美味しくなる魔法は『美味しくなーれ』ってぎゅっとするんだよー」」


「サランラップに入れてぶんぶん回せばいいじゃねーか」


皆上手だから言えるんだろうけど、言われた通りにしても全然上手くできない。


もう。

「ふん!!!!」


ぎゅっと握ったらオニギリは半分ぐらいの大きさになったけど、綺麗な形になった。


「ねえ、どう?」

皇汰に1つ食べてもらったら、苦笑される。