「なんでリンダの机から米を取り出してるんだ」
――放課後。
一緒に帰るんだから誤魔化せられない
そう皇汰に驚かれながらも、米を持上げたら足の親指に激痛が走った。
「いや、うん。リンダにオニギリ作れって」
「……ふぅん」
何か察したのか鋭い皇汰に冷や冷やしながらも、そのままお米を奪われた。
「皇汰はオニギリの具、何が良い?」
「んー。肉」
「…………」
聞いた人が悪かったかな。
まぁいいか。
「今日は誰か居るかなー。どうせなら皆の好きな具も聞きたいな……」
「お前が頼めばアイツらは来るだろ。木曜だから葉瀬川さんもいるだろうし」
「お。じゃあ歓迎会の御礼にオニギリ作ってみようかな」



