201号室の、オオカミくん☆


「つまり普段からジャージじゃなく可愛いキャミで家をうろうろして、スルメを炙るんじゃなくてクッキーを焼くとか」

「……クッキーてトースターで焼ける?」

トースターなら婆ちゃんから貰ったんだけど。


「あんた恋愛を語る云々の前に、恋をしたら可愛くなるーが無いわ」

「えー!?」


反論しようとしたけど、反論するところもなく。

先生が入って来てしまったのでそこで話は終わった。



……初恋なのは間違いないんだけど。


岸六田先生が居ても諦められないんだけど。


『皇汰くんの為に可愛いのにねー』

葵は可愛いと言ってくれたんだけど。


私に足りない物って何だ?