そんな理由で書道を辞めるなんて、と友達や学校の先生は笑ったり怒ったり宥めたり。
でもお婆ちゃんだけは笑わなかった。
「お母さんの為なら仕方ありません。但し、身長が延びなくても後悔だけはしないと誓いなさい。『ああすれば良かった』と後悔するような緩い決断なら、反対です」
私はしっかり頷いた。
書道は嫌いじゃなかったけど、好きでもなかった。
それよりも運動会のダンスや組体操で目立って、ビデオで見つけやすくしたかった。
今でも(結局身長は二センチしか伸びなかったけど)私は後悔なんてしていない。
「親ってそんなもんじゃないの? 間違っても学年主任みたいに子供を否定して、悪いことも隠蔽するようなクソ親にはなりたくないんですけど」



