201号室の、オオカミくん☆





「来るの?」


「そろそろ出席日数ヤバイし」


入ってすぐのキッチンを通り抜け、奥の部屋のドアを開けると、六畳のフローリングの部屋があった。


慣れた手つきで皇汰は窓を開けて、ピンクのカーテンを窓の枠で纏める。



「なんか、もうちょっと性格がひねくれたのかと心配してたんだけど」


私もキャリーケースと旅行バックを壁際に置いて窓際に佇む皇汰を見た。


金髪は痛む事もなく綺麗だし、ピアスは両方二つずつしてる。


なのに瞳だけはキラキラ綺麗。

何も変わってない。



「あー。俺さ、格好いいじゃん?」



ん?

何を言い出すの?



「努力しなくても勉強もスポーツもできて、世渡りも上手いじゃん?」


皇汰ははぁっと深く溜め息を吐いた。