「来るの?」
「そろそろ出席日数ヤバイし」
入ってすぐのキッチンを通り抜け、奥の部屋のドアを開けると、六畳のフローリングの部屋があった。
慣れた手つきで皇汰は窓を開けて、ピンクのカーテンを窓の枠で纏める。
「なんか、もうちょっと性格がひねくれたのかと心配してたんだけど」
私もキャリーケースと旅行バックを壁際に置いて窓際に佇む皇汰を見た。
金髪は痛む事もなく綺麗だし、ピアスは両方二つずつしてる。
なのに瞳だけはキラキラ綺麗。
何も変わってない。
「あー。俺さ、格好いいじゃん?」
ん?
何を言い出すの?
「努力しなくても勉強もスポーツもできて、世渡りも上手いじゃん?」
皇汰ははぁっと深く溜め息を吐いた。



