201号室の、オオカミくん☆




学校、全然来なくなったくせに。


茶色くてサラサラの綺麗な髪だったのに。



背も伸びて、余裕な笑顔を浮かべる皇汰は、何一つ昔と変わっていなかった。





「ほら、危ないよ」


「うわっ」




捕まれた腕は、不意打ちに抗う事も出来ず、ふんわりと抱き抱えられ、ゆっくり下ろされた。



「荷物これだけ? なんか手伝おうか?」


靴を脱ぎながら、面倒見がいい優しい性格を隠しもせず言う。



だけど辛い。





「学校、来てよ」



だから今の気持ちをそのまま伝えた。




「私が皇汰に頼みたいのはそれだけなんだけど」



いや、理由も知りたい。


同じアパートになった今、できれば親密に、行く行くは彼女とかになりたい邪な気持ちは溢れている。




「うん。行くよ」


「なんで行かない――え?」




「行くよ、学校」