201号室の、オオカミくん☆



「お前ら二人、授業に戻らんでよろしいー!!」


授業中の静かな階段。

間違いなく全教室に届いただろうって思う。



結果。



進路指導室に押し込められ、青い空を横目に反省文を書かされていた。内容は『授業に出なかった事への反省と今後反省を生かして頑張ること』


私は昨日もサボったし皇汰はほぼ毎日サボっているので当然の結果かもしれないけど。

面倒臭い。



「皇汰、お腹空いた」

「鞄にお菓子あるぞ」

「女子か」

力ない突っ込みをしつつ、クッキーのパッケージを広げて二人で空を見ながら食べた。

サクサクとクッキーを噛む音だけが、 やたらと響く。


さっきのは、私のために怒ってくれたのかな?

聞けばいいのに、クッキーと一緒に飲み込んでしまう。


私は寄り道ばかりして、結局は皇汰の本心に触れるのが怖いだけだ。