201号室の、オオカミくん☆



「あ」


「げ」


あの日のデジャブ。


本棚の三段目に登る私を見て笑った貴方にリンクする。



シンクの上に乗り、ブレーカーを押す私。

それを小さな脚立を持って口を開けているのは、皇汰だ。



金髪の髪をピンピンに立てて、着崩した制服を着て、あの日のように私を見ている。





「何で、結愛(ゆい)がいんの?」



「あ、私、今日から此処に住むんだけど」



そうヘラリと笑うと、皇汰は頭を抑えた。



「……結愛だったのか。まじか」


「何で皇汰が此処に?」


シンクに立ったまま、奇妙な構図で私と皇汰は会話する。



――半年振りぐらいなのに。



「ブレーカー、上げとこうかなって思って」


「あは。上げちゃった」


そう言うと、目を細めて微笑んだ。




「結愛らしいな」