風呂敷をほどきながら、ドラガンさんが二階から降りてくる。
にこにこと王子さまマスクで。
「おお。すまんすまん。それ、儂の褌じゃ」
「!?」
――フンドシ!?
「きゃー!!」
「それなら暖簾みたいに窓に飾れるな」
「飾らない!」
頭に褌を被せてしまった。
ドラガンさんに恨ましげな視線を向けながら、褌を渡す。
「ありがとう。悪かったのう」
「もうお嫁にいけない……」
イケメンって皆、変なパンツ履いてるのかしら。
私とドラガンさんのやり取りを見て、ケタケタ笑っている皇汰の隙を狙い鍵に手を伸ばしたら、かわされてしまった。
「ドラガンさん。皇汰が私の家の鍵を返さないんです。夜這いするみたいです」
「誤解を生む発言すんな」
チョップされたが舌を出して威嚇しておいた。



