201号室の、オオカミくん☆



風呂敷をほどきながら、ドラガンさんが二階から降りてくる。

にこにこと王子さまマスクで。

「おお。すまんすまん。それ、儂の褌じゃ」

「!?」


――フンドシ!?


「きゃー!!」

「それなら暖簾みたいに窓に飾れるな」

「飾らない!」

頭に褌を被せてしまった。

ドラガンさんに恨ましげな視線を向けながら、褌を渡す。


「ありがとう。悪かったのう」

「もうお嫁にいけない……」

イケメンって皆、変なパンツ履いてるのかしら。

私とドラガンさんのやり取りを見て、ケタケタ笑っている皇汰の隙を狙い鍵に手を伸ばしたら、かわされてしまった。


「ドラガンさん。皇汰が私の家の鍵を返さないんです。夜這いするみたいです」

「誤解を生む発言すんな」

チョップされたが舌を出して威嚇しておいた。