201号室の、オオカミくん☆




「……そんなに俺、ガキッぽいのに無理してる?」


ばつが悪そうに頭を掻き上げると、ちぇっと小さく呟く。

「いや、分からないぐらい大人びてるよ」


「そっか」

複雑な顔をして皇汰は黙り込む。


年上の岸六田先生に釣り合いたくて背伸びしてるんだろうけど、無理はしても似合わないと思う。

それじゃなくても、なんか達観してるんだからさ。



「そういや、若社長は岸六田先生の猫?」


「あー。いや、あれはニューヨークの知り合いがうちの姉に預かってって頼んだんだけどさ、親猫に似てさすらうんだよ。ここらのボスだし」


「ボス!?」

「猫四天王を侍らすボス。新参者のお前に挨拶兼偵察に来たみたいだな」


猫四天王。

皇汰がサラっと当たり前みたいに言うから、それ以上は追求しないでおこう。