……怖っ!! 後ずさりしたくなるような……派手なスーツ、金色のネクタイ、濃いサングラスの奥の瞳の色は見る事は出来ないけど。 きっとにやにやしているような、そんな気がした。 それは……まるでマンガに出てきそうな、典型的な悪役!! 上から下まで私の体をじろじろと観察すると 「ま、服装は地味だけど顔は悪くない……か」 地味も何も……喪服ですから。 心の中で、その呟きに突っ込んだ私に 「明日、ゆっくり来ますわ」 謎のオヤジはそう言って、その場を去って行った。 一体……何者???