「よしっ!!絶対にNo.1になってみせる」



タイマー音と共に元気に立ち上がった秋を見て、私も笑顔を向ける。



この……表情にさせる為に



この……やる気を引き出す為に



この……お客さんにとっても最高の笑顔で笑ってもらう為に






きっと私はいるんだ。



「いってらっしゃい♪」



「おう、明日も来るからな!!」



やる気になった秋を見ながら……境オーナーの意図に少しだけ、気が付き始めていた。