-ガチャ- 扉が開いて……屈託の無い100%じゃないかと思うぐらい、笑顔の秋さんが顔を覗かせる。 「おはよっ!!」 お客さんにそのスマイルはとっておけばいいのに……なんて思うぐらいのにっと笑う口元に私の口角も上がる。 たぶん、この人から受ける元気いっぱいさは天性のモノなんだろうな。 「秋さんは……」 「”さん”とかいらないし!!」 いつの間にか、私の口には見た目の割に男らしい人差し指が添えられていた。