意味が分からず困っている私に



「俺もこの階だから」



……と笑う。



寮って……男女別じゃないんですか???



「ま、困った事があったらいつでも頼っていいから」



それだけ言うと、悠哉さんは眠そうに伸びをして、突き辺りの部屋へと消えていく。




その背中を見送った瞬間、襲いかかる脱力感。




たった一日でこんなにいろんな事があるなんて……。