それにしても。 いくら休み休みとは言え、こんなに目まぐるしく知らない男の人に触れたのは初めてで……。 朝が来る頃には、すっかり私はぐったりしてしまっていた。 「お疲れ様、雪乃ちゃん♪」 「……あ、店長」 気がついたら店は営業時間を終えていて 呼ばれるまま出て行くと朝礼の時にはカッコ良かったハズのお兄さん達の頬は赤く染まり…… やり遂げましたと言わんばかりの気だるい雰囲気だけがホールに漂っていた。