照れる私を満足そうに見つめると、服に手がかかり…… 上半身にシャツを着たまま、私を抱き締める店長の首元からは大人っぽいコロンの香りが零れる。 学生時代に付き合ってた子との事を、こんな時に思い出してしまう。 それは、彼氏の部屋だったり……誰も来ない教室だったり。 スリルはあったけれど、ムードのかけらも無かった……幼い思い出。 そんな、私の体に残る記憶は、店長の手によって一気に塗り変えられていった。