凪の指差した先は……私の隣の部屋。 「頼むわ。俺だって恋人と過ごしたいってのに、毎日朝から凪に押しかけられて……」 「んな事言ったって、早朝からコイツの寝込みを襲うわけには行かねーだろ?」 朝の早い私へ、些細な事を気遣ってくれるこれもまた愛情。 なのは分かるけど……。 でもっ、だからって!! 隣に住むなんて!!!