悠哉さんが言うには、あの日……凪の誕生日。 その前の日に、彼女さんの浮気が発覚。それも、相手は他店のホストだったんだとか。 ヤケになった凪は、酔った勢いで私の部屋を訪れた。似た雰囲気を持った私を壊す事で、きっと気持ちを晴らそうとしたんだね? 「あれ??でも何で??」 「何が??」 「それだったら私はあくまでも彼女に似た人……で、ムカツクって言ってて……。なんでそこから凪が私の事、俺の女とか……」 あのセリフ。 「俺の女」って言葉を思い出すだけで、心臓はまた一気に高鳴り始めた。