そんな、理不尽な理由で都会へ出てきた私。



確かに……最初は溢れるカッコいいお兄さん達に見惚れていたけれど。



-ゴクリ-



手元のメモと、目の前にあるビル名が重なった瞬間、さすがに緊張で足が震える。



嫌だよ……。



知らない人の相手なんて。



嫌だよ……。



本当は、体で借金返済なんて。